伊号第 402 潜水艦(伊 402 潜)


 伊号第402潜水艦の後部甲板を司令塔付近から撮影した写真。終戦後に呉から佐世保に回航される途上で撮影されたと思われる。  伊号400型潜水艦は、艦首に53センチ魚雷発射管8門を装備していたほか、40口径14センチ単装砲1門、25ミリ3連装機銃3基、25ミリ単装機銃1基を甲板上に備えていた。 写真には25ミリ単装機銃の銃身と、25ミリ3連装機銃2基、14センチ単装砲が見える。 残りの25ミリ3連装機銃1基は、司令塔前面に装備されていた。
 伊402潜は竣工が終戦直前だったため、実戦に参加する機会はなかった。 米軍の調査を受けた後、1946(昭和21)年4月五島列島沖で海没処分となった。
(1945年撮影) 【時事通信社】